研究情報:酸素ガス溶解・海水・空気マイクロバブル

No.1:  eco-バブル®-400・空気マイクロバブル曝気による溶存酸素濃度増加に対する塩分の影響(2012.11.8)

ねらい:マイクロ・ナノバブル発生装置を淡水中で稼働させた場合、水の粘性の低さのためにマイクロ・ナノバブルの発生量が低下します。そこで、異なる塩分の水の中で装置を稼働させ、その酸素ガス付加能力と塩分の関係を調べました。

実験条件:約0.4 m3の水をタンクに入れ、窒素ガスを曝気して、酸素飽和度を20%まで低下させます。そこにディフューザーとeco-バブル®400を使って空気の泡を曝気し、水の酸素飽和度を増加させます。この水の塩分を 0(淡水)〜 30(ほぼ海水)まで変化させて、酸素濃度が飽和するまでの時間を測定しました。

  画像の説明

結果:海水をディフューザーで曝気した場合、50%溶存酸素飽和度到達までに約49分を要しました。eco-バブル®400を使って曝気した場合は、海水(塩分30)では約4分弱で50%飽和度に到達しました。水の塩分の減少に伴って、溶存酸素濃度の増加速度も幾分遅くなりましたが、淡水でも50%飽和度に約7分半で到達しました。通常の曝気装置(ディフューザー)を使用した場合と比較すると、大幅に時間短縮されることがわかります。

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